原発事故は、もういらない・・・

No More Nuke accident!

原発はエコでクリーンなの?

そもそもエコとは、どういった意味なのでしょうか?

ウィキペディアを見てみましたが、、、今回はなかなか難解です(いつもだろ!<自分)。
私なりに咀嚼した結果は、

「人間生活と自然との調和を根底とし、“環境破壊”や“公害”といった問題を解決する為の考え方」

といったところでしょうか。
完璧な回答ではないかもしれませんが、皆さんが想像している感覚を概ね外れてはいないと思います。

この定義では、既に検証する必要もないほど、原発とエコは相反する様に感じますが、敢えて掘り下げて調べてみましょう。

環境破壊と言えば、最近必ず取り上げられるのが地球温暖化の問題です。

原発を推進する一つの理由が、温暖化の原因の一つと言われている“温室効果ガス(二酸化炭素など)”の排出が少ないからということ。

「地球温暖化の切り札!原発」などと、マスコミにもてはやされていますが、これは事実なのでしょうか?
原発の利用率をあげる事で、温暖化の問題は解決出来るのでしょうか?
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/ondanka.html

CO2による温暖化地球温暖化にはいくつかの考えられる原因があります。
諸説がありますが、一般的に大きな原因と言われているのが“温室効果ガス説”です。
これは特定のガスが地球を覆うことで、熱が外に出て行かず、こもってしまう様な状況になり、地球が温められてしまうこと。
人間は寒い時に服を着込みますが、その素材が“温室効果ガス”と考えれば良いと思います。

火力発電における“二酸化炭素”の排出はこの温室効果ガスに当たりますので、やり玉に挙がっている訳です。

では、少し計算してみましょう。
確かに地球上にある二酸化炭素の“3割”は火力発電が原因だという説があります(3割→0.3)。
ですが温室効果ガスの全てが二酸化炭素という事ではありません。
実際には、温室効果ガスと言われる“5割”が二酸化炭素なのだそうです(5割→0.5)。

仮に「地球温暖化の原因が全て温室効果ガスである」と仮定した場合、
0.3x0.5=0.15ですから、15%が火力発電所による温暖化と言えなくもありません。

では、少々強引ですが、この火力発電所をなくす為に、全ての火力発電所を原子力発電所に置き換える事を想定してみましょう。

その数、なんと10,000基分にもなるそうです。
(ちなみに現在世界中で稼働している原発は432基とのこと)。
http://www.kyuden.co.jp/energy_nuclear_world_count.html

15%の温暖化を押さえる為には10,000基の原発が必要、、、ってあまり現実的な数値とは言えない様に感じます。

さて、別の視点から。

原発は発電能力の2倍のエネルギー量に値する熱を、“海水を利用することで排熱(冷や)”しているそうです。
これは、先日の事故の際にも、冷却装置が壊れてしまったがゆえに、海水を直接放水するなどしてなんとか冷やそうとしている様子が、テレビの映像を通して何度も伝えられてきました。

少し乱暴ですが、先ほどの10000基x100万kW(1基の原発の平均的な発電力)を掛けて、その2倍の熱量を計算しますと約10,000x1,000,000x2=20,000,000,000(=200億kW)になります。
200億kWと言われても想像出来ませんので、これを一瞬にして14万人の命を奪った広島型原爆で放出された熱量に例えると、原爆20,000個分に相当する膨大な熱量が、“毎日、海を温めている”計算になります。
どちらにしろあまりにも大き過ぎる数値で想像が出来ませんが、少なくとも海の生態系=地球という環境に与える影響は計り知れないものとなるはずですね。

そして、ここで見逃されてしまっている大切な事実があります。
それは、先ほど話題にした温室効果ガスの “二酸化炭素”ですが、“大部分が海水に溶けている”状態で存在しているという事実。
この海水に溶けた二酸化炭素、温めると気化し、結果空気中の二酸化炭素濃度が増える事になるのです。
これはソーダ水などの炭酸飲料にも使われている二酸化炭素などと同様で、例えばコーラを温めれば“気が抜ける”事からも容易に想像出来ると思います。
(公平を規して言えば、火力発電所においても同様に排熱が必要です。しかし原発の場合は発生した熱の約70%を海に捨てるのに対して、最新の火力発電のそれは20%以下に抑えることが可能との事です)

また、原発というのは非常にデリケートな機械なので、一度、稼働させると簡単に止める事が出来ません。
火力発電所などは、それこそ時間単位で稼働、停止を管理出来るのですが、原発はそれが出来ない。

実際、電力消費のピークは、真夏の昼間のそれもごく短い時間のみで、それ以外の電力は余っています。
余った電気(+2倍の無駄な熱エネルギー)は、ほとんどが捨てるしかありません。
結果、利用の少ないがゆえに捨てるしかない“夜間電力”を利用した温水装置の普及、余った電気の利用促進を促すオール電化製品の拡大と“エネルギーの大量消費”にどんどん拍車を掛ける事につながっていくのです。
1970年代に比べて、世帯辺りで二倍以上の電力を消費している今日ですが、それは電力会社と原発を推進する国の政策に因るものでしかないのです。

少なくとも原発は、省エネとは相反する位置に置かれている仕組ではないでしょうか?

≪〔不都合な真実=原発温暖化〕広瀬 隆 著『二酸化炭素温暖化説の崩壊』 第2章 より抜粋、他(第1回)≫
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/488.html

また、原発は“放射能”という自然界に与える影響が計り知れない“毒”を排出します。
これは完全な管理下において安全に運転している状況であっても“継続して”です。

こちらは私の信頼する(少なくとも放射能の怖さを一番知っているはずの)“アメリカ”、ピッツバーグ医科大学放射線科の放射線物理学名誉教授、アーネスト・スターングラス博士が2006年に青森県で講演した記録となります。
少々長いですが分かり易い文章で掛かれているので是非、ご覧になって下さい。
http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/

喫煙や食生活の変化がやり玉に挙げられていた昨今のガン発生率の上昇でしたが、それが根底から覆されるべくデータが公表されています。
目も覆いたくなる事実に、愕然となる事と思います。

そして、これらの情報が嘘ではないであろう理由として、アメリカという原子力を最初に(武器という形で)実用化し、その後も継続して、核実験や原発を推進していた“原子力を一番理解している国”の放射能に対する基準値が、現在の日本の基準値の5000倍厳しい物になっているという事実です。

、、、これでも、原発はエコでクリーンなのでしょうか?

汚染される地球

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